健康な髪の毛のつくりかた

全ての頭皮、髪の毛の環境改善を目論みます

ホームケア〈頭皮編〉AGAというものを徹底的に知る

大人キレイをつくる苦楽園美容室オペラモーヴの渡部です

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前回、客観的に自分を知ってもらおうという事でAGAの症状についてお話させてもらいましたが、今回は薄毛・ハゲに悩む95%以上、日本人の人口の約1000万人がこの症状と言われるAGA(男性型脱毛症)の原因やその仕組みについて少し詳しく話していこうと思います


《ヘアサイクルとは》

髪の毛には毛周期(ヘアサイクル)というものがあって、正常な人の頭皮(髪の毛)は下図のような順序で生え変わりをしています
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通常のヘアサイクルの場合、1本の毛が生えて抜けるまでの期間が約2年〜6年といわれ、長い年月の間頭皮上にとどまる事になるわけなんですが、AGAが発症してしまうと、このヘアサイクルの成長期の過程でこんな事が起こってしまいます
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・通常の髪の毛→2年〜6年ほどどっしり生え残る(太くて丈夫な毛)
・AGA発症の髪の毛→数ヶ月〜1年にも満たないうちに抜ける(太く育つ前に抜けるため細い)


毛髪は、成長期・退行期・休止期、そして脱毛のサイクルを繰り返していますが、この中の成長期におけるトラブルこそがAGAの症状です

成長期に行われる髪の毛を作り出す毛包の成長が不十分なために、髪の毛が完全に育ちきらないうちに抜けてしまい、薄毛・ハゲと呼ばれる現象を引き起こしてしまいます


《AGAの最も大きな原因とは》

AGA(男性型脱毛症)の最も大きな原因は、男性ホルモンによる影響だと言われています

男性ホルモンのテストステロンという物質が、還元酵素の5αリダクターゼによってジヒドロテストロン(DHT)というホルモンに変換されてしまいます

そしてこのDHTが毛乳頭細胞にある受容体と結合して髪の成長を著しく阻害してしまう事が最新の研究で明らかにされています

DHTの影響で成長期の短くなってしまった髪の毛は、しっかりとした太い髪の毛になる前に抜けてしまうので、全体的な量が減った(薄くなった)ように感じてしまうのです

元々男性ホルモンには体毛を増加(濃くする)働きがありますが、髪の毛においては真逆の働きをしてしまうというのですからやりきれませんね( ; _ ; )


《遺伝による影響》

もはや定説というか…「祖父母や両親がハゲると子供もハゲる」というのは一部本当で、医学的にも証明されつつあります

AGAの原因の約8割が遺伝によるものという説もあるくらいです(男性ホルモンのホルモンバランスも遺伝によって影響されるため)

先ほど出てきた脱毛を引き起こす還元酵素である5αリダクターゼの体内分布が決定されるのが、DNA情報によると言われています

そして子供に遺伝する場合
・父親薄毛→50%
・母親薄毛→75%
という高確率でAGA発症に繋がってしまうというデータがあります


「遺伝」= 仕方ない(ー ー;)

と結びつけ諦めてしまう人も多いですが、大きな間違いです

しっかりとした直接的原因と仕組みが分かっているのだから、きっちりそこに対してアプローチできれば十分改善する可能性はあると思います


《ストレスや食事、睡眠不足なども原因》

人間はストレスを強く感じると自律神経などのバランスが崩れてしまい、その状態が長く続くと血流が悪化し、髪の毛まで栄養が行き届かなくなってしまいます

またストレスによって免疫系に異常が生じ、毛根の炎症などがおこると、抜け毛を引き起こしてしまう可能性があります

ストレス改善は非常に難しい問題ですが、頭皮に限らず体全体の問題になりうるのでうまく付き合いながら自分なりの解消方法を見つけていきたいですね

また、食事や睡眠不足など、日々の生活習慣が髪の毛に対して良くない環境を作り出している事が多いので、まずは健康的な生活を心がけることが、時間はかかり遠回りなようで最も効率的な育毛につながると思います

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オペラモーヴ

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